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5日、中国環保部科学技術基準局の責任者が、2010中国自動車産業国際発展フォーラムで講演を行い、中国の都市のおよそ5分の1で大気汚染が深刻となっていることを指摘した。写真は北京市の渋滞。
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2010年9月5日、新華網によれば、中国環境保護部の科学技術基準局副局長である劉志全(リウ・ジーチュエン)氏が2010中国自動車産業国際発展フォーラムで講演を行い、中国の都市のおよそ5分の1で大気汚染が深刻となっていることを指摘した。
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劉氏は、中国の自動車産業が大きく成長、自動車保有台数も急速に増加したことで、経済成長や生活水準の向上というプラスがもたらされたが、これらは深刻な大気汚染をもたらす原因にもなっていると指摘。
全国113か所の重点都市のうち、3分の1の都市が大気汚染防止の国家2級基準を満たしておらず、自動車の排出する窒素酸化物(NOX)や炭化水素(CH)などが大気汚染悪化の大きな原因になっているという。1980年代と比べると、中国の自動車保有台数は24倍、排出ガスは12倍にも増えており、一部の地域では排ガスで視界が悪くなるという現象も起きている。
中国政府は「第12期五か年計画」(2011〜2015年)で自動車の排出ガス基準やその規制を強化していく計画で、自動車生産現場の環境保護体制を整えるほか、自動車の買い換え促進、排ガス規制をクリアしていない古い車両や旧型トラックの駆逐、新エネルギー車の開発なども積極的に進めていくという。(翻訳・編集/岡田)
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