大気汚染、全国2割の都市で深刻、自動車が主因と政府が発表―中国

Record China    2010年9月7日(火) 10時31分

拡大

5日、中国環保部科学技術基準局の責任者が、2010中国自動車産業国際発展フォーラムで講演を行い、中国の都市のおよそ5分の1で大気汚染が深刻となっていることを指摘した。写真は北京市の渋滞。

(1 / 4 枚)

2010年9月5日、新華網によれば、中国環境保護部の科学技術基準局副局長である劉志全(リウ・ジーチュエン)氏が2010中国自動車産業国際発展フォーラムで講演を行い、中国の都市のおよそ5分の1で大気汚染が深刻となっていることを指摘した。

その他の写真

劉氏は、中国の自動車産業が大きく成長、自動車保有台数も急速に増加したことで、経済成長や生活水準の向上というプラスがもたらされたが、これらは深刻な大気汚染をもたらす原因にもなっていると指摘。

全国113か所の重点都市のうち、3分の1の都市が大気汚染防止の国家2級基準を満たしておらず、自動車の排出する窒素酸化物(NOX)や炭化水素(CH)などが大気汚染悪化の大きな原因になっているという。1980年代と比べると、中国の自動車保有台数は24倍、排出ガスは12倍にも増えており、一部の地域では排ガスで視界が悪くなるという現象も起きている。

中国政府は「第12期五か年計画」(2011〜2015年)で自動車の排出ガス基準やその規制を強化していく計画で、自動車生産現場の環境保護体制を整えるほか、自動車の買い換え促進、排ガス規制をクリアしていない古い車両や旧型トラックの駆逐、新エネルギー車の開発なども積極的に進めていくという。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携