中国が米産農産物の第2位の輸入国に、米国農務省報告書が指摘―中国

Record China    2010年9月4日(土) 10時4分

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2日、中国は現在世界4位の米国産農産物の輸入国となっているが、2011年度にはメキシコを抜いて2位に浮上する可能性があると米国農務省の報告書が指摘している。資料写真。

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2010年9月2日、中国広播網によると、中国は現在世界4位の米国産農産物の輸入国となっているが、2011年度にはその輸入額が150億ドルに達し、メキシコを抜いて2位に浮上する可能性がある。米国農務省が8月31日に発表した農業分野の貿易に関する報告書から分かった。

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中国の農産物輸入額は急速に増えており、2000年以降、特に米国からの輸入が増加している。2009年には輸入額の年平均増加幅が18.7%前後にまでふくれあがり、輸出額の年平均増加幅をも上回るようになった。中国農業部が8月31日に公表した統計データでは、今年1〜7月に中国が輸入した農産物の額は391億8000ドル(前年同期比+33.6%)。輸入超過額は130億5000万ドルに達しており、穀物輸入量は296万t(同+66%)で、特にトウモロコシの輸入増加が著しく、28万2000tと前年の56倍にも達している。

かつてなかった大規模な自然災害が多発したことで国内の食糧生産力が低下したことに加え、世界的にも自然災害などで食糧事情が悪化する見通しが広まったこと、国際融資が流入したことやトウモロコシの需要が高まったことなど様々な要因が、中国国内の農産物価格の高騰や、海外からの安価な農産物の輸入増加に拍車を掛けているという。

しかし、中国国家発展改革委員会や中国農業大学などの複数の専門家は、小麦やトウモロコシ、米などの主要穀物に関しては輸入依存率が低いため、国内でほぼ完全にまかなえるものとしている。(翻訳・編集/岡田)

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