実質GDPでは日本が中国の3倍、日本のエコノミストが指摘―中国メディア

配信日時:2010年9月3日(金) 12時52分
実質GDPでは日本が中国の3倍、日本のエコノミストが指摘―中国メディア
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2日、中国メディアは、中国は名目GDPで日本を追い抜いたにすぎず、物価変動の影響を取り除いた実質GDPでは日本がまだ中国の3倍も大きいという日本メディアの報道を紹介した。写真は人民元。
2010年9月2日、中国のニュースサイト・中国経済網は、日本の毎日新聞に掲載された潮田道夫専門編集委員による「水説:日本は中国の3倍?」を紹介した。中国は名目GDPで日本を追い抜いたにすぎず、物価変動の影響を取り除いた実質GDPでは日本がまだ中国の3倍も大きいというものだ。

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記事によると、同委員は中国事情に詳しい知人から、最近の中国が最も頭を抱えた問題はリスクを帯びた米国資産への投資に失敗し、巨額の損失を被ったことだと聞いた。同委員は、中国は経営破たんした投資銀行リーマン・ブラザーズと共に世界的な金融危機の震源の一つとなったファニーメイ(住宅ローン)にも手を出していたそうだが思惑外れの結果となった、と分析する。

同委員によると、中国は日本円にして200兆円を超える外貨準備の仕分けを秘かに行い、米国資産の比率を下げている。これは、米ドルへの一極集中がいかに危険なことか身にしみた結果で、今の円高も中国が背後で「円を買いだめ」しているせいだと言う人もいるという。こうした例を挙げて同委員は、日本では「中国は常に抜け目なく、日本がやることは全て間抜け」という自虐的な見方をする人が多いが必ずしもそうではない、と強調した。

今年4〜6月期に中国が国内総生産(GDP)で日本を抜いたとのニュースが世界中を駆け巡ったが、これを大きく煽ったり論評したりする記事は少なく、「問題なのは1人当たりGDP。これでは日本が中国に追い抜かれることはまだ当分ない」とする記事ばかりだったという。中でも第一生命経済研究所の熊野英生氏による「物価変動の影響を取り除いた実質GDPでは日本がまだ中国の3倍も大きい」とする論評には意表を突かれた、と同委員は紹介している。(翻訳・編集/NN)
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