女性の生き方を変えた10人の「すごい」女性(4)厳歌苓
配信日時:2006年12月19日(火) 3時3分

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厳歌苓(イエンガーチン)
1958年上海市生まれ。作家。舞台役者をしていた19歳のころ小説を書き始め、軍隊生活の体験をもとに書き上げた長編小説「緑血」「一個女兵的話」が、優秀軍事長編小説賞を受賞。1989年には「雌性的草地」が話題となるが、天安門事件後の思想取り締まりにより新聞での評論掲載が取りやめとなった。
1989年末にアメリカを訪問し、翌年シカゴのコロンビア芸術学院に入学。ここで創作を学ぶかたわら、多数の小説を発表した。その多くがまずは、台湾、香港で紹介され、いくつかの賞を受賞、欧米各国への翻訳もされる。うち何編かは映画化されている。「少女小漁」がその中のひとつ。現在、アメリカ人の夫と共にロサンゼルス在住。
2006年は彼女にとって多作の年であり、現在もチェン・カイコー(陳凱歌)監督と新作の準備を進めている。彼女はシナリオ担当だそうだ。