ノートPCや一眼レフも!大学生の入学グッズが年々ゴージャスに―中国

Record China    2010年9月1日(水) 18時23分

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8月29日、中国でわが子の大学入学時に「ぜいたく品」を持たせる親が増えている。写真は25日、遼寧省瀋陽市内の大学で、付き添いの親を従えて入学手続きにやってくる大学新1年生たち。

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2010年8月29日、中国でわが子の大学入学時に「ぜいたく品」を持たせる親が増えている。揚子晩報が伝えた。

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ノートパソコン5000元+携帯電話3100元+洋服・靴・バッグ2900元+化粧品・スキンケア用品2100元=1万3100元(約16万2000円)―。これは湖南大学の新1年生、千千(チエンチエン)さんの入学グッズだ。彼女の両親の2か月分の給与を足した金額に相当する。中国ではこのように新入生の入学グッズが年々豪華になっているが、その背景には学生同士の競争心とわが子に恥をかかせたくない親心があるようだ。

湖南師範大学の男子宿舎では南京からの新入生、張(ジャン)さんが両親と一緒に入寮手続きをしていた。ナイキのリュックに入った入学グッズは、7000元(約8万6000円)相当の一眼レフや香港版iPhoneなど。「全て新品。総額は2万元(約24万円)くらい」と誇らしげに話す張さんの父親は会社経営者だという。

湖南大学では各大手銀行が出張所を設け、新入生向けにクレジットカードの勧誘をしていた。学生証と身分証明証だけでカードが作れ、限度額1000〜3000元(約1万2000〜3万7000円)まで利用できる。申し込みをしていた丹(ダン)さんは両親から毎月1000元(約1万2000円)の仕送りがある予定だが、「それでも足りなかったらカードが使える」と話す。

専門家はこうした傾向に警鐘を鳴らしている。長沙民政職業技術学院の史(シー)教授は「昔は『どんなに貧しくとも子供にひもじい思いをさせるな』と言っていたが、今の親は子供を溺愛しすぎ。お金のありがたさや自立心を覚えさせるためにも『どんなに豊かになっても子供にぜいたくさせるな』と言いたい」と苦言を呈している。(翻訳・編集/NN)

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