「牢頭」になりたくて…自慢が容疑を固めた凶悪強盗殺人事件―福建省泉州市

Record China    2006年12月19日(火) 11時16分

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盗難の罪で逮捕された容疑者・馮国慶が、留置所で自ら殺人の罪を人に話したため、今回の再逮捕につながった。これにより2002年に3人を殺した、悪質な強盗殺人事件が解決したほか、容疑者が他にも殺人を犯していたことが分かった。

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2006年12月14日、福建(ふっけん)省泉州(せんしゅう)市の警察はこのところ、悪質な強盗殺人事件の容疑者である馮国慶(フォングオチン)、張岳清(ジャンユエチン)と王夏南(ワンシアナン)の3人を逮捕したと発表した。

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泉州市警察によると、2002年4月18日の夜明け頃、泉州市のある廃品回収店で、店主夫婦の黄清波(ホアンチンボー)、黄幼琴(ホアンヨウチン)および8歳の息子3人が殺され、室内にあった3000元(約4万5000円)相当の物品と現金が凶手に奪われたという。この強盗殺人事件は、長い間未解決のままであった。

今年10月、事件の疑いがかかっていた馮国慶は送電線を盗むという罪で刑事拘留され、臨海(リンハイ)市の留置所に入れられた。ここで「張喜(ジャンシー)」と名前を変えた馮国慶は、留置人の間で「牢頭」になるため、泉州などで自分が犯した殺人事件を自慢げにしゃべり始めた。これを聞いていたある人が監督の警察官に告発、以降、警察は彼にひそかに注意を払ってきたという。

取り調べを受けた結果、馮国慶は廃品回収店天主の殺人強奪の犯行を認めた。その供述に基づき、11月23日と25日、警察は共犯者であった王夏南と張岳清を逮捕した。3人は逮捕後、皆強盗殺人の犯行を自供したという。さらに3人がかつて厦門(あもい)市で強盗目的のため、1人を殺ししたことをも認めた。また馮国慶は1998年、広州である商人から強奪し、2人を殺した罪を自白している。

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