高速鉄道は中国を富の道へと導く=先進国向けも受注―豪紙

Record China    2010年8月30日(月) 8時13分

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26日、豪紙はオーストラリア企業が中国の高速鉄道会社に車両を発注したことを例に挙げ、中国の高速鉄道の発展状況を紹介した。写真は中国の高速鉄道車両。

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2010年8月26日、豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドは「中国は富の道に通じる高速列車に乗車した」と題した記事を掲載し、オーストラリア企業が中国の高速鉄道会社に車両を発注したことを例に挙げ、中国の高速鉄道の発展状況を紹介した。環球時報が伝えた。

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記事によると、中国政府は3年前、2020年までに世界の高速鉄道の総延長距離に匹敵する1万3000kmの高速鉄道を中国国内に建設する計画を発表した。金融危機の発生後、計画の完成を2028年まで繰り延べたものの、「高速」の定義を時速250kmから時速350kmに引き上げた。

中国の高速鉄道敷設計画について、世界銀行は「綿密に計画されており、経済的に非常に大きな意義を持つ」と高く評価する。高速鉄道製造企業の1つである中国北車長春軌道客車股フェン有限公司の盧西偉(ルー・シーウェイ)社長は「高速で大量の乗客輸送が可能な高速列車は、環境に優しく、省エネになるとともに、各省の中心都市を世界経済圏に組み入れ、工業の発展を促進する」と語り、将来的には高速鉄道ネットワークを貨物にも開放する考えを明らかにしている。

また先ごろ、オーストラリアのプロジェクト担当企業がシドニーの鉄道会社向けに提供する2階建て高速車両8両編成78組(総車両台数624台)を、中国北車長春軌道客車が38億ドルで受注。中国の高速鉄道会社として先進国家からの受注に初めて成功した。関係者は「これにより、中国高速鉄道会社の威信が高まり、今後の世界進出戦略に大きな意義を持つことになる」とみている。(翻訳・編集/HA)

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