125万円で米国籍を手に、中国人の出産ツアーが流行―米国

Record China    2010年8月27日(金) 7時14分

拡大

25日、中国人妊婦が子供の米国籍を得る目的で渡米し出産する「出産ツアー」が増えているという。写真は黒竜江省ハルビン市在住の妊婦。

(1 / 4 枚)

2010年8月25日、中国人妊婦が子供の米国籍を得る目的で渡米し出産する「出産ツアー」が増えているという。東方早報が伝えた。

その他の写真

米国出産ツアー仲介会社の関係者は「子供の米国籍を得るため、毎年少なくとも5000人以上の中国人妊婦が渡米し出産している」と話す。ツアー代金は10万元(約125万円)前後が一般的で、病院や医者のランクによって2万〜3万元(約25万〜37万5000円)高くなり、難産や帝王切開の場合は別途1万ドル程度必要になる。こうした妊婦の40%が上海、30%が北京からで、出産予定日の2か月前、予定日の1か月後を目処に、3か月期限の観光ビザを取得することが一般的だという。

一方、米国の政府関係者は、「子供の米国籍を得るために米国へ来て出産するのは犯罪ではない」としながら、「子供を産む目的で米国へ旅行することを推測できるからといってビザの発給を拒否できない」と語る。

国籍目的で米国で出産することについて、米国では「1868年に定められた憲法修正14条の『米国内で生まれた者には両親の国籍に関係なく、米国籍を原則的に付与する』という出生地主義の盲点を突いたもの」との議論が度々起きている。米メディアが今年5月に行った調査では、出生地主義を「支持する」が49%、「反対」が46%だった。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携