地質災害が起きやすい危険地域は24万か所、今後も大災害頻発か―中国

Record China    2010年8月26日(木) 21時2分

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24日、中国国土資源部は、中国全土に地質災害が起きやすい危険地域が24万か所あることから、今後も相当長期間にわたり、地質災害が頻発する可能性が高いとの見解を示した。写真は10日、大規模な土石流が発生した甘粛省甘南チベット族自治州舟曲県の被災地。

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2010年8月24日、中国国土資源部は、中国全土に地質災害が起きやすい危険地域が24万か所あることから、今後も相当長期間にわたり、地質災害が頻発する可能性が高いとの見解を示した。中国新聞社が伝えた。

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記事によると、中国は今年、大規模な地質災害が頻発。8月だけでも、甘粛省甘南チベット族自治州舟曲県、四川大地震の被災地である同省アバ・チベット族チャン族自治州[シ文]川(ぶんせん)県、綿竹市、都江堰市、ミャンマー国境付近の雲南省怒江リス族自治州貢山トールン族ヌー族自治県で、相次いで豪雨による土砂災害などが発生した。

国土資源部地質環境司の関鳳峻(グワン・フォンジュン)司長は、中国で地質災害が頻発する原因について▽山地や丘陵、地質が不安定な地域が多く、地震や豪雨などの影響を受けやすい▽地方責任者の防災意識が薄く、危険地域と知りながら開発を優先してきた―と指摘。その上で、中国には地質災害が起きやすい危険地域が24万か所もあることから、今後も大規模災害が頻発する可能性は高いとの見方を示した。

中国では今年1−7月、計2万6000件の地質災害が発生し、死者・行方不明者は計843人、直接的な経済損失は33億4400万元(約415億円)に上った。(翻訳・編集/NN)

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