2010年8月18日、「海外で不当に差別されている」と感じる中国人は少なくないようだが、この問題を考察した新浪ブログの記事「中国の海外での境遇に思う」が注目を集めている。以下はその抄訳。

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国民が海外でどのような待遇を受けるか、この点に国の国際的地位が反映されている。中国は急速に発展したといえども、まだまだ海外で不愉快な思いをすることが多い。外国人の中国人に対する偏見が原因となっていることもあるが、旅行や留学、親族訪問などの理由でビザを取得した後、違法移民になる中国人が少なくないのも原因だ。

もっともこうした現象は表層的なもの。根本的な問題は国内にある。違法移民の存在、中国人のマナーの欠如、外国人の差別はすべて、ねじ曲がり遅れた中国の社会、経済、政治、文化、教育などと結びついているのだ。こうした問題は経済大国になることで解消されるものではない。中国国民が本国にいながらにして民主、人権、自由、法治を享受できるようになること。それが達成されて初めて海外でも尊重されるようになる。（翻訳・編集/KT）