2010年8月20日、台湾の女性歌手シノ・リン（林曉培）が、香港メディアのインタビューで3年前の人身事故について語った。新浪網が伝えた。

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2007年6月、それ以前からうつ状態が伝えられていたシノは、泥酔したまま台北市内で車を運転中に女性看護師の乗ったバイクと衝突し、被害者は頭部挫傷で死亡。歌手復帰したシノは現在、被害者家族へ高額慰謝料の支払いを続けている。

事故後、芸能界復帰は困難と伝えられたが、翌年には歌手活動を再開。今月末には復帰後初の香港コンサートも予定されている。

大きな挫折を味わったシノだが、事故を振り返り、「自分の性格は変わりようがないけど、考え方や価値観はガラリと変わった。以前のように衝動的になることもなく、すべての面で慎重になった」とコメント。事故後1か月は自殺ばかり考えていたが、家族の支えやキリスト教への信仰に頼り、なんとか泥沼から這い出すことができたという。

香港のファンにも支えられ、コンサート開催にこぎつけたことに「とにかくうれしい。いまは生きてることが楽しいと思える」と語り、車の運転については「趣味だったけど、こんな自分には運転する権利がないし、する気もない」と、被害者へのつぐないを交えて話した。（翻訳・編集/Mathilda）