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19日、中国に古くから伝わる礼儀作法について、日常的に気を付けている中国人はわずか16%に過ぎないことが分かった。写真は5月、山東省臨沂市内の幼稚園で行われた伝統作法や古代の服装を学ぶ授業。
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2010年8月19日、中国に古くから伝わる礼儀作法について、日常的に気を付けている中国人はわずか16%に過ぎないことが分かった。中国青年報が伝えた。
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中国青年報社会調査センターが主催した調査で明らかになった。調査対象は計3622人。うち80年代生まれが55.0%、70年代生まれが32.2%を占めた。その結果、「日常生活で常に伝統作法に気を付けている」と答えた人は16.1%、「一部だけ」は70.8%、「あまり気を付けていない」は12.0%だった。「気を付けていないに等しい」人も1.0%存在した。
では、伝統作法は現代社会にとって重要だと思うか?との問いには、85.9%が「重要」と回答、そのうち25.3%は「非常に重要」と答えた。だが、実際にどれくらい知っているかについては、55.1%が「少し知っている」程度で、「十分知っている」はわずか7.0%だった。
また、中国人が伝統作法を重んじなくなった原因について、73.3%が「核家族化」、67.3%が「学ぶ機会が少ない」、44.0%が「くどすぎて現代人の生活リズムに合っていない」と回答。特に若者にその傾向が強いことについては、54.0%が「西洋的なマナーを重んじるようになったため」と答えた。
このほか、現代社会に伝統作法を広く復活させることについて、78.2%が「中国伝統文化の神髄の発揚になる」、73.6%が「人間関係が良くなる」、68.6%が「中華民族の求心力を強める」、62.2%が「国民の素養と国のソフトパワー向上につながる」と肯定的に考えていることも分かった。(翻訳・編集/NN)
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