ごみ処理に全力、新5カ年計画で5000億元投入へ―中国
配信日時:2010年8月20日(金) 8時55分

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生活ごみの処理、浄水場の汚泥処理に各1000億元、河川の汚泥とごみ処理に3000億元を支出する。うち浄水場の汚泥処理は、主要60都市で次期5カ年計画中に問題を解決する方針だ。(翻訳・編集/東亜通信)
2010年4月22日、中国紙・南都週刊は北京のゴミ処理場に関する記事を掲載した。英語圏では「中国のゴミ処理場は悪臭を消すため、ゴミに香水をふりかけている」と報じられ、話題となっている。写真は安徽省のゴミ埋め立て場でゴミ拾いをする農民たち。
7日、北京市政府の派遣で日本のゴミ処理施設を視察した団員が、「日本のゴミ処理、8つの驚き」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は先月22日、日本への視察に出発するゴミ処理施設建設反対派の市民。
30日、土地不足が深刻な北京市では住宅難に加えて、ゴミ処理場用地の確保に腐心していると伝えられた。いっぽうで、ゴミの排出量は年平均8%の割合で増加しており、問題解決には困難が生じている。
29日、広東省陸豊市政府が、市内の3000アールにもわたる広大な土地をゴミ処理場に指定したことで、周囲にひどい汚染を招き、近隣住民が辟易しているという。住民らは何度も市政府に改善を申し入れているというが、事態に進展は見られていない。
2009年6月15日、人民日報海外版は記事「年10%ペースで増加するゴミ廃棄量:処理産業は有望市場に」を掲載した。写真は海南省の旧ゴミ処理施設。人々はゴミの山の上で生活している。