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スーパー細菌は「SARSほどの脅威はない」=伝染病の専門家が指摘―広東省

配信日時:2010年8月17日(火) 17時31分
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14日、抗生物質に対する耐性が著しく高い「スーパー細菌」と呼ばれる新種の細菌について、広東省の伝染病専門家が「SARSや新型インフルエンザほどの脅威はない」と指摘した。写真は03年のSARS流行期の中国河南省の農村。
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2010年8月14日、抗生物質に対する耐性が著しく高い「スーパー細菌」と呼ばれる新種の細菌について、広東省の著名な伝染病専門家が「SARSや新型インフルエンザほどの脅威はない」と指摘した。15日付で南方日報が伝えた。

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記事は、英医学誌ランセットからの情報として、「スーパー細菌」と呼ばれる「ニューデリー・メタロベータラクタマーゼ1(NDM−1)」はインド、パキスタンが発生源と見られ、両国のほか欧米諸国を中心に感染者は170人にまで広がり、死者も確認されたと報じた。香港でも昨年10月、インド籍の男性(66)からNDM−1が検出されたが、すでに退院しているという。患者の多くは費用が安い美容整形手術を受けるため、インドやパキスタンに旅行に行っていた。一方、インドは発生源とされたことに強い不満を表明している。

これに対し、広東省疾病コントロールセンター流行病研究所の何剣峰(ホー・ジエンフォン)所長は、「報道には誤りがある。これは新種の細菌ではなく、新種の薬剤耐性遺伝子だ。一種の酵素で大腸菌と肺炎桿(かん)菌という2種類の細菌に出現する」と述べた上で、「『スーパー抗生剤』と呼ばれるバンコマイシンなら効くはずだ。全く対応策がない訳ではない」と指摘した。

また、NDM−1の脅威について、「SARSや新型インフルエンザのような人類を直接攻撃する新型ウイルスではない」とし、それほど大騒ぎをするほどのことではないとの見方を示した。(翻訳・編集/NN)

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