2010年8月16日付の中国新聞社によれば、中国南部の広い地域で猛暑が続いている。7月末以降、四川省や重慶市、湖南省、江西省、福建省、浙江省、上海市、江蘇省など300カ所の観測地点で異常に高い気温を記録したほか、一部の地域では過去最高気温も記録している。

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国家気候センターによる最新の観測データによれば、7月1日〜8月12日、中国全土の平均気温は22．6度と1951年以来最高の気温を記録。甘粛省と青海省では平均気温が観測史上最高となった。7月27日以降は、長江流域を中心とした中国南部の広い地域で高い気温が続き、四川省東部では38〜40度、局地的には40度を超えるという異常な暑さとなっているほか、重慶市の一部ではこうした猛暑が連続18日も続くという事態となっている。

中央気象台は16日、猛暑警報を引き続き発令しており、今後3日間は中国南部の広い地域に対して40度を超える気温になる可能性があると予測している。また、多くの地域ですでに旱ばつが発生しているという。（翻訳・編集/岡田）