サンゴ、2100年までに絶滅=台湾の学者が予測―台湾メディア

Record China    2010年8月13日(金) 21時38分

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12日、台湾の学者が地球温暖化による海水温の上昇により、2100年にはサンゴが絶滅すると予測している。写真はスプラトリー諸島海域の海底。

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2010年8月12日、台湾のニュースサイト「NOWnews」によると、台湾の学者が、地球温暖化による海水温の上昇により、2100年にはサンゴが絶滅すると予測している。中国新聞社が伝えた。

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台湾中央研究院生物多様性研究センターの陳昭倫(チェン・ジャオルン)研究員によると、台湾の風光明媚な「墾丁国家公園」付近に建てられた第3原子力発電所から排水される温排水のせいで、排水口付近の水温は過去26年間、常に周囲より1.5〜2度高い状態だった。それにより、付近のサンゴ礁が死滅し、サンゴの種類も30種類から3種類にまで激減したという。

陳研究員はこのほか、二酸化炭素の排出増加による海水の酸性化にも懸念を示す。2050年には海水温が現在より2度上昇、北緯10度と南緯10度の間でしかサンゴが生息できなくなり、2100年にはサンゴが絶滅すると予測している。これに伴い、サンゴ礁を生息地としていた魚も消滅する危機にあるという。(翻訳・編集/NN)

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