中国とドイツが世界経済の新機軸に―ドイツ紙

Record China    2010年8月14日(土) 15時0分

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7日、世界経済を牽引してきた米国と中国。これからはドイツが米国にとってかわり中国のパートナーとして世界経済の新機軸になるとドイツ紙が伝えた。写真は中国で売られるドイツ車BMW。

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2010年8月7日、ドイツ紙ディ・ヴェルトは「ドイツと中国が世界的な経済機軸に」と題した記事を掲載した。11日付で環球時報が伝えた。

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ドイツ経済は連日のように記録を更新。5日には国内企業の新規受注額が予想を大きく上回り、6日には第2四半期(4−6月)の工業総生産額が大幅に上昇したとの発表があったばかり。それに比べて米国経済は相変わらず停滞していると同紙。ドイツ経済の急速な回復は好調な輸出や中国の経済成長が支えているという。金融危機でドイツからEU諸国への輸出額は約2.5%縮小したが、現在はこれを中国が補填する形となっている。

最も象徴的なのは自動車産業で、今年中国へ輸出される自動車台数は前年比170%増と驚異的な伸びを示している。中国人にとってドイツブランドの車は一種のステイタスであり、憧れの対象だ。こうして独中両国は共存共栄関係を強めており、ドイツが好景気の中国に機械と商品を提供し、それがドイツ経済の成長にもつながり、今後両国が世界経済の新機軸になると同紙は指摘している。

長い間、米中両国が世界経済の機軸だったが、米国は信用取引で中国製品を買い、中国は米国債を買うことでこれに報いていた。しかし金融危機が発生し、これが打ち破られた。これに対し、独中両国の経済は現在それぞれ安定しており、両国の協力関係は実体のある現物取引の上に成り立っているという点が強みだとしている。(翻訳・編集/本郷)

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