動物虐待、中国の動物園やテーマパーク横行!暴力でショーのための芸を仕込む―英紙

配信日時:2010年8月11日(水) 23時30分
動物虐待、中国の動物園やテーマパーク横行!暴力でショーのための芸を仕込む―英紙
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9日、英紙デイリー・テレグラフは、動物保護を行っている国際組織・アジア動物基金の報告として、中国の動物園やテーマパークでは動物への虐待が普遍的に行われていると報じた。写真は中国河北省の動物園。
2010年8月9日、英紙デイリー・テレグラフは、動物保護を行っている国際組織・アジア動物基金(Animals Asia Foundation)の報告として、中国の動物園やテーマパークでは動物への虐待が普遍的に行われていると報じた。10日付で環球網が伝えた。

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アジア動物基金の報告は、猿をぶら下げながら空中に張られたロープの上をオートバイで走行するクマ、牙を全部抜かれ馬の背中に乗るトラ、ヤギの角の上で逆立ちする猿などの写真とともに発表され、中国で行われている動物虐待の実態が世界の人々から注目を集めた。

報告によると、同基金の職員が1年間にわたって中国の自然公園と動物園合計13か所を調査したところ、動物への虐待が普遍的に行われていることが分かった。同基金動物福利担当のデビッド・ニール主任は「動物は芸を仕込まれる際には厳しく折檻され、ショーが終われば狭くて暗いコンクリートの飼育舎に閉じ込められている」と話し、「管理する側は、それぞれの動物の異なる生活習慣を満足させるための努力を一切していない」と証言する。

記事は「サーカスのように動物を“見世物”として晒しても、観客には動物に対する同情や尊重は湧いてこない。しかも、動物たちは本来の野性と全く異なる状況の中で演技させられており、観客は動物の体型や外観、色など以外には理解を深める術もなく、教育上、何の役にも立っていない」と指摘する。

こうした状況の下、中国では先週、国家林業局が「ショーなど営利目的の動物虐待阻止キャンペーン」を提唱した。また、今年前半には、動物虐待防止に関する法案が起草されており、今回のアジア動物基金の報告が影響してその公布が早まる可能性もある。

しかし一方で、専門家は「大衆の態度の変化にはかなり長い時間を必要とする」と主張する。中国の一部地域では、西側各国で残酷とされるような動物ショーの人気が相変わらず高く、大盛況を博している。

ある新聞報道によると、国家林業局の「動物虐待阻止キャンペーン」宣言後にもかかわらず、北京動物園ではチンパンジーと観客が一緒に記念撮影をする有料サービスを継続して実施している。担当者は「チンパンジーの所有者と動物園が契約しており、取消しができないため」と弁解しているという。(翻訳・編集/HA)
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