中国が経済力にモノを言わせ、北朝鮮を属国に―韓国紙

Record China    2010年8月10日(火) 19時1分

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9日、中国が経済力にモノを言わせ、北朝鮮を属国として取り込もうとしているのではないかと心配する声が韓国で上がっていると韓国紙が報じた。写真は7月、吉林省北大湖に建設中の5つ星ホテル。一帯はスキーリゾート地として開発中。

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2010年8月9日、中国紙・環球時報は、韓国の英字紙コリア・タイムズが7日付で、中国が経済力にモノを言わせ、北朝鮮を属国として取り込もうとしているのではないかと心配する声が韓国で上がっていると報じたと伝えた。

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記事によると、中国は09年の東北地方の経済発展計画で、同地方の経済発展を加速させると強調したが、特に北朝鮮と国境を接する地域への重視が際立っていた。経済支援をエサに貧困にあえぐ北朝鮮への政治的な影響力を強めようという魂胆だ、と記事は指摘する。

韓国の専門家は、中国が北朝鮮・羅津港の使用権を獲得したのは、東北3省から太平洋への進出を図る狙いがあったと指摘。また、多くの韓国人は、中国は朝鮮半島の統一などどうでも良く、単に北朝鮮を自分たちの縄張りに取り込み「属国」にすることで米国のアジアにおける覇権戦略に対抗する考えだ、と思っている。韓国世論は、北朝鮮が事実上の中国東北部「第4の省」となるのは時間の問題と見ているという。

こうした論調に対し、遼寧省社会科学院の呂超(リュー・チャオ)研究員は、韓国も中国東北部の吉林省や遼寧省と経済協力プロジェクトを進めているほか、羅津港の使用権はロシアも獲得しているとした上で、「全くのこじつけ」と反論。韓国は米国との合同軍事演習後、強硬路線に転じたようだと指摘した。(翻訳・編集/NN)

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