2010年8月9日、山東省青島市が、中国におけるプライベートバンクの中心地を目指して具体的な計画を進めている。近年、自家用飛行機や小型船舶のライセンス取得のために青島市を訪れる富裕層が増えており、需要は充分あるという。中国の各メディアが伝えた。

同市政府の「プライベートバンクの発展促進に関する意見書」によれば、今後政府が一定の資金援助を行ってインフラ整備を進める方針で、金融センターを建設するほか、専門人材の育成にも注力する。また定期的にフォーラムを開いてプライベートバンクの発展を促していく計画だ。

同市政府の顧問を務める招商銀行の馬蔚華頭取はインタビューに対し「青島市はプライベートバンクの街としてふさわしい」と評価した上で、富裕層の子供向けに財産管理の教育プログラムなどを展開すれば、長期的な発展が望めるだろうと期待を示した。（翻訳・編集/東亜通信）