中国、韓国などアジアからの観光客に大きな期待、「九州版オリエント急行構想」も―JR九州社長

Record China    2010年8月4日(水) 10時48分

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7月29日、JR九州の唐池恒二社長は日本記者クラブで講演し、「九州は地理的に中国、韓国などアジアに近く、アジアの人々が日本を訪れる目的のすべてがある」と強調、JR九州としてもアジアの旅行者にとって魅力的な交通網や流通拠点づくりを推進したいと語った。

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2010年7月29日、JR九州の唐池恒二社長は日本記者クラブで講演し、「九州は地理的に中国、韓国などアジアに近く、アジアの人々が日本を訪れる目的のすべてがある」と強調、JR九州としてもアジアの旅行者にとって魅力的な交通網や流通拠点づくりを推進したいと語った。

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九州新幹線は2011年3月に博多〜新八代駅間が開通の予定で、これにより博多〜鹿児島中央駅間の全線が開業する。これに合わせてJR 九州は新博多駅ビル(延床面積20万平方メートル)を同年3月に開業し、九州の一大流通拠点とする。これらの顧客としてアジアからの観光客に大きな期待を寄せている。唐池社長によると、アジアから日本を訪れた観光客が、「旅の目的」として挙げたのは、日本料理、ショッピング、温泉、自然の順。「そのすべてが九州にはある」と強調した。

さらに、唐池社長は九州の観光地を巡る豪華列車を走らせる「九州版オリエント急行」構想を披露。「九州には、観光の素材が散らばっている。それを結ぶのがJR九州の仕事だ」と指摘、「3年後ぐらいをめどに考えているのが、九州各地を結ぶ豪華列車構想だ」と述べた。

その一例として挙げたのは、大分・湯布院で停車して乗客は温泉旅館などに泊まり、翌日は大分を抜けて宮崎へ。その翌朝は鹿児島で朝日とともに桜島を眺める――という2泊3日程度のコース。季節によってコースを変えたり、乗客数限定の豪華な寝台車両を作ったりするアイデアも披露した。

九州にとっての東アジアの観光地としてのライバルは上海、北京、香港、ソウルなどのほか、北海道、東京、関西などと指摘、「これらに負けない魅力をアピールしたい」と語った。(取材・編集/HY)

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