「東アジアの巨頭」の地位再確立した中国に周辺国が脅威感、懸念広がる―米メディア

Record China    2010年8月3日(火) 17時44分

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1日、環球網は記事「米メディア報道:中国に対する周辺国の敵対感情高まる=帰ってきた東アジアの巨頭」を掲載した。写真は西沙諸島での人民解放軍の訓練。同諸島は中国とベトナムが主権を主張している。

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2010年8月1日、環球網は記事「米メディア報道:中国に対する周辺国の敵対感情高まる=帰ってきた東アジアの巨頭」を掲載した。

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7月30日、中国人民銀行副総裁、国家為替局局長の易綱(イー・ガン)氏は取材に答え、中国は日本を抜き世界第二の経済体になったと発言した。海外メディアはこの発言を大きく取り上げ、象徴的な事件だと報じた。AP通信は中国が18世紀以来、アジアの頂点に復帰したと評している。

しかし一方で周辺諸国の対中感情は複雑さを増し、敵対意識も高まっている。中国の成長は周辺諸国にビジネスチャンスをもたらす一方で、裕福になった中国がより強大な軍事力を保持することへの懸念もある。オーストラリア紙「The Australian」のグレゴリー・シェリダン編集長は、「この地域に住む全ての人々は、中国経済の活力にあやかろうと考えている一方で、中国が地域の覇権を握らないように願っている」と指摘した。

AP通信は、歴史的な視点に立てば、21世紀における中国の台頭はかつての「大中華」の復活だと分析した。中国は過去2000年間のほとんどの時期において、東アジアにおける経済と軍事の巨頭であり、科学技術を牽引する存在だった。また19世紀の衰退が始まるまでは、ベトナムから韓国、日本にいたるまでのエリート文化を代表する存在であった。(翻訳・編集/KT)

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