毛沢東の自家用機「イリューシン14」、北京の博物館へ―河南省鄭州市

Record China    2006年12月14日(木) 14時24分

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かつてスターリンが毛沢東に贈ったという毛沢東の自家用機「イリューシン14」が、このたび修復されて北京市の博物館で公開されることになった。

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2006年12月13日、河南(かなん)省鄭州(ていしゅう)市の新鄭国際空港で、中国南方航空会社が毛沢東の自家用飛行機「イリューシン14」を、北京に移す儀式を行った。同機は中国民航博物館に展示される予定。

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イリューシン14はソ連が開発した航空機で、1950年7月に初めて試験飛行を行い、1954年から使用に入った。イリューシン14型機にはさまざまなタイプがあり、18人から32人まで乗せることが可能で、全部で1041機が生産されたという。中国は1955年からこのイリューシン14を49台購入しており、それらは国内の支線の旅客運送と専用機としての役割を果たしてきた。

今回北京に向かうイリューシン14型航空機は全長21.31m、横幅31.7m、高さ7.8m、B-4208の番号を持つ。2つのピストンエンジンを搭載し、航続力は8時間10分。客室には椅子が17脚、ベッド、ソファ、事務机が1つづつ置かれ、客室前の仕切り板の右側には、毛沢東がこの飛行機に乗った時の写真が1枚貼られている。

この飛行機は1956年、ソ連のスターリンが毛沢東に贈ったものだ。1985年から中原航空会社のもとで運航を始め、1992年に民航の規則により運航が停止された。2001年、南方航空会社河南支社は機体のもとの構成と特徴を変えないことを前提に修繕を加え、文化財として保存する措置をとった。さすがにもう飛ぶことはできないので、地上を運ばれて北京に向かう。

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