<調査>投資・貯蓄意欲がともに低下―中国

Record China    2010年7月24日(土) 7時55分

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21日、マーケティング会社ニールセンが担当した調査から、中国の都市住民の投資に関する信頼感・意欲がともに低下していることが分かった。資料写真。

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2010年7月21日、マーケティング会社ニールセンが調査を担当した「2010年第2四半期中国都市住民の投資信頼感・投資意欲指数報告」を中国の証券会社・招商証券が公開した。この調査の結果、中国国内の都市住民の投資に関する信頼感・意欲はともに低下していることが分かった。22日付で北京日報が伝えた。

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調査によれば、2010年第2四半期の貯蓄収益に対する信頼感と貯蓄意欲指数はいずれも前四半期を大きく下回り、09年第3四半期以降最も低くなった。中国国家統計局のデータによると、消費者物価指数(CPI)も09年末から上昇の一途をたどっており、今年5月には貯蓄利率を上回ったことから、貯蓄への信頼感・意欲とも顕著に低下した。

不動産や株式、ファンドなどへの投資意欲も低下している。特に不動産については、新たな住宅ローン規制やセカンドハウスの認定基準を厳格化することが影響しているとみられ、低迷状態が続いている。

不動産などへの投資意欲が低下している一方、債券や金などの比較的リスクの低い商品の人気が徐々に高まっている。特に国際的な金相場が高値で推移していることを受け、金投資に対する信頼感が高くなっている。(翻訳・編集/岡田)

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