投資額は5年前の100倍!中国が世界中の鉱山資源を買収―米紙

Record China    2010年7月26日(月) 12時58分

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20日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、全世界で中国が繰り広げる鉱山資源獲得競争について報じた。写真は山東省日照市の港で荷揚げされるオーストラリア産鉄鉱石。

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2010年7月20日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、全世界で中国が繰り広げる鉱山資源獲得競争について報じた。21日付で環球時報が伝えた。

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金融危機の影響で世界経済が低迷する中、中国の鉱山投資企業は続々と海外進出し、大規模な買収を続けている。数年前と比べ、投資家の種類、投資の方法は豊富になり、買収の成功率も大きく向上した。

統計によると、中国本土企業と香港企業が2009年に投じた買収費は累計130億ドル(約1億1300万円)。2005年の100倍に膨れあがった。今年に入ってからもその勢いは止まらない。先週、山東鋼鉄集団はアフリカ・シエラレオネの鉄鉱石プロジェクトに投資したが、この1件だけで投資額は15億ドル(約1300億円)に達する。今年、中国企業による海外鉱山の買収はすでに76件、投資総額は83億ドル(約7210億円)に上る。

積極的な買収は中国の旺盛な需要に支えられている。中国は現在、世界の銅消費量の3分の1、一般金属の40%を占め、鋼鉄生産量は世界の約半数に達している。需要は長期的に増加が続く見通しだ。一方、海外買収にも支えられ、鉄鋼などの供給も増えつつある。インドなどその他の新興国も供給量を急速に伸ばしており、最終的に鉄鋼などのコモディティーは価格低下すると見られている。(翻訳・編集/KT)

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