中国に奪われた造船世界一の座=政府の支援が中国躍進の背景に―韓国紙

Record China    2010年7月20日(火) 22時7分

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19日、韓国紙・中央日報は記事「韓国、造船世界トップから転落…中国が1位」を掲載した。2003年に日本を抜いて以来、韓国が守り続けてきた首位の座は、中国の手に移った。写真は浙江省の造船ドッグ。

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2010年7月19日、韓国紙・中央日報は記事「韓国、造船世界トップから転落…中国が1位」を掲載した。環球時報が伝えた。以下はその抄訳。

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造船・海運分析機関クラークソンによると、今年上半期、造船業界は受注量、受注残高、建造量の全てで中国が世界一となった。昨年時点で韓国は受注量、受注残高で中国に抜かれていたが、今回は建造量でも2位に転落。2003年に日本を抜いて以来守ってきた首位の座から陥落した。

中央日報によると、中国政府の支援が中韓逆転の要因になったという。世界金融危機の影響で造船業界が停滞する中、中国は政府の金融支援を背景に躍進。今年に入り造船、海運景気を底を打ったとの観測が広がり、中国海運企業の発注も再開されたことも追い風となった。

船舶価格が大きく下落した中、価格より品質を優先する動きも出始め、韓国の受注も回復した。しかし、自国企業の発注を集める中国造船業界には及ばないという。ただしある韓国造船業界の関係者は「中国に1位を奪われたとはいえ、高付加価値船舶市場では、韓国は依然、強い競争力を保っている」とコメントした。(翻訳・編集/KT)

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