未廃棄のメラミン入り粉ミルク、2月に2万5000トンを処分―中国

Record China    2010年7月15日(木) 11時16分

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13日、中国衛生部は記者会見で、全国食品安全整頓活動弁公室が今年2月に実施した全国規模の調査で、未廃棄のメラミン入り粉ミルク2万5000トンを廃棄したと発表した。写真は2月、貴州省で行われた調査。

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2010年7月13日、中国衛生部は記者会見で、全国食品安全整頓活動弁公室が今年2月に実施した全国規模の調査で、未廃棄のメラミン入り粉ミルク2万5000トンを廃棄したと発表した。今月初めには甘粛省など3省でメラミンが混入した粉ミルクが見つかったばかり。14日付で中国網が伝えた。

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衛生部の食品安全総合調整・衛生監督局の陳鋭(チェン・ルイ)副局長が説明した。08年に発覚した「メラミン入り粉ミルク事件」では多数の乳幼児が腎臓結石などの健康被害に遭い、死者まで出た。09年にはメラミン入り添加物「タンパク粉」を製造・販売していた業者と原料乳に「タンパク粉」を混入させていた酪農家に死刑判決が下っている。2月の全国調査は事件により失墜した食の安全に対する信用を取り戻す狙いもあったが、今回の発覚で、陳副局長は「引き続き調査に力を入れていく必要がある」と述べた。

中国では吉林省で6月22日、黒竜江省のメーカーが製造した粉ミルクが汚染されていることが発覚。続いて甘粛省でも同25日、青海省のメーカーが製造した汚染粉ミルクが見つかり、再び問題となっている。(翻訳・編集/NN)

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