「国際化都市」からほど遠い中国の大都市、原因はコンセプトなき乱開発―中国紙

Record China    2010年7月17日(土) 15時5分

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13日、中国紙は、中国の多くの都市が国際化を目指しているが、実際にはコンセプトが曖昧で実体がともなっておらず、自らの優位性や特性を見失い、盲目的に大都市化を目標にしていると評した。写真は消滅が加速する北京の伝統的な街並み。

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2010年7月13日、北京科技報は、中国の多くの都市が国際化を目指しイメージ作りを行っているが、実際にはコンセプトが曖昧で実体がともなっておらず、また、自らの優位性や特性を見失い、盲目的に大都市化を目標にしていると評した。

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復旦大学国際公共関係研究センターの裴増雨(ペイ・ズンユー)副研究員が参加した「中国都市の国際イメージ調査」によると、中国の200以上の大・中都市のうち、183都市が「近代化された国際大都市になる」との目標を掲げ、全国で655都市が「世界へ向けて羽ばたく計画」を持っていた。

これに対し、裴副研究員は「実態が伴っていない」と評する。重慶市がスローガンに挙げた「重慶に来なければ中国を理解したことにならない」は、どんな都市でも使えるものであり、ホラ話に近い。広州市が掲げた「1日で2000年を読み解く」は、外国人だけでなく中国人でさえ何を意味しているのか理解に苦しむ。上海市の「上海、生き生きとした毎日」に至っては化粧品CMのキャッチフレーズのようだ、と例を挙げる。

さらに記事は、陝西省西安市が今年から10年計画で国際大都市建設計画をスタートさせたことを取り上げ、その国際化の一環として、2015年までに半数の市民が500字の繁体字(台湾などで使われている漢字)を覚え、英語900フレーズが話せるようにしていく計画であると紹介する。しかし記事は、「こうした取り組みは北京や上海でもすでに行われ、結果的にうやむやに終わっている。反対に、パリや東京などでは、仕事上の必要がない限り自国語を使っており、語学力が国際大都市となることに影響を与えてはいない」と疑問を呈した。また、「地方都市が発展した沿海部をモデルにして盲目的に大都市を目標にしても徒労に終わる」と指摘する。

北京交通大学旅游発展・計画研究センターの王衍用(ワン・イエンヨン)主任は「北京や上海など国内屈指の大都市でさえ、真の意味の国際大都市とは言えない。なぜなら過度の開発による伝統文化の衰退や、市民の教養水準が依然として高くないなどの原因があるからだ」と指摘している。(翻訳・編集/HA)

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