中国の外貨準備高、昨年大きく増加=人民元上昇阻止のドル買いが背景に―米財務省

Record China    2010年7月14日(水) 6時42分

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10日、米財務省はこのほど、昨年末時点の世界各国の外貨準備に関する統計を発表した。中国は昨年2月から12月の間に約43兆円を積み増し、伸び幅で2位に6倍以上もの差をつけての首位となった。資料写真。

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2010年7月、米財務省は昨年末時点の世界各国の外貨準備に関する統計を発表した。10日、法制晩報が伝えた。

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発表によると、昨年2月以来、外貨準備主要保有国は持ち高を増やしている。中国は昨年2月から12月にかけ、4871億ドル(約43兆3000億円)を積み増した。伸び高は2位に6倍以上もの差を付けている。

また、半年に一度の米財務省為替レポートでは、先月、人民元がドルとの固定相場を脱し変動を認めたことを重視。中国を為替操作国として認定することを避けた。報告は一部の国、とりわけ中国にとって外貨準備の増加と為替レートの下落は関連していると指摘、大きく伸びた外貨準備は人民元レート上昇阻止の動きによるものと暗示している。

昨年末時点の外貨準備の総額は中国が2兆4000億元(約213兆円)、日本が9970億元(約88兆5000億円)、ロシアサウジアラビアも4000億ドル(約35兆5000億円)弱に達した。(翻訳・編集/KT)

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