<チャイナ・インプレッション>疲れぎみのビジネスマンにはきつい、ラッシュアワーの地下鉄トラブル―北京

Record China    2006年12月11日(月) 18時48分

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北京市を走る地下鉄2号線で、突然車両の運行がストップした。ラッシュアワーの乗客は「またか」とため息をついている。

2006年12月11日の午前7時55分、北京市地下鉄2号線の西直門駅〜宣武門駅区間を走っていた車両が突然ストップした。宣武門電車区にある変電所において、何らかの原因で電圧に一時障害が起き、信号が正常に機能せず地下鉄の運行ができなくなってしまったという。

急きょ信号の切り替えを手動で行うなどして運転は再開されたが、通常3分間隔の運行が10分になるなど、地下鉄のダイヤは大幅に乱れた。通勤通学のラッシュアワーのなか、乗客に大きな影響が出たが、およそ30分で復旧し、通常の運行ペースを取り戻したという。

今回は終日運休などの大事には至らなかったが、日本でも、電車の運行トラブルは日常茶飯事だ。人身事故、送電トラブル、車両故障。我々にとってなくてはならない公共交通機関は、さまざまな危機をすりぬけながら機能を果たし、さらなる乗客サービスや過密ダイヤで期待にこたえている。

トラブルが起きたときの怒りや不満はもっともだが、通常運行にどれだけの人々の努力が結集しているかを考え、またトラブル時に緊急出動して必死に復旧作業をしている人にも感謝したい。時間に余裕を持って、思いがけないトラブルにも動じない広い心を持てたなら、この世知辛い世の中も、もっと身軽に渡っていけるのかもしれない。

<チャイナ・インプレッション>では、現在、そして未来の中国の表情をありのままにお届けします。

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