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財産をめぐって兄と意見が対立し、和解したいと望むある女性が、3000元を掲げて路上で交渉の達人を募集している。
2006年12月10日、重慶(じゅうけい)市の繁華街で、1人の女性が冷たい風の中に立ち、「3000元で公証人を探します」と書かれた紙を捧げている。この女性に話を聞くと、彼女は36歳、実家は重慶市の郊外にあるという。結婚して実家を離れたが、3年前に実家の財産について兄と考えが一致しなくなり、ずっともめているのだそうだ。
兄妹2人はさまざまな方法で何度も協議を重ね、しかしいつもお互いを説得できず、ついに仲が悪くなってしまったという。今回彼女はお礼に3000元(約3万9000円)を約束して交渉の達人を募集し、兄と自分との対立を解消してくれるよう求めている。
カメラマンがこの話を彼女から聞いている間にも、たくさんの人が興味ありげに彼女の周りに集まっていたが、実際に交渉の達人だと名乗り出る人はまだ現れていない。