ヤフーの「淘日本」が中国の消費者に不評、商品代より高い送料に通じない機械翻訳…―中国

Record China    2010年7月6日(火) 21時18分

拡大

5日、中国のネット通販最大手「淘宝網(タオバオ)」がヤフー・ジャパンと提携し、日本の商品が直接買えるショッピングサイト「淘日本(タオジャパン)」を開設してから1か月。だが、高い送料や機械翻訳の問題など苦情も絶えないようだ。写真は「淘日本」。

(1 / 4 枚)

2010年7月5日、中国のネット通販最大手「淘宝網(タオバオ)」がヤフー・ジャパンと提携し、日本の商品が直接買えるショッピングサイト「淘日本(タオジャパン)」を開設してから1か月。だが、商品より高い送料や機械翻訳の問題など利用者からの苦情も絶えないようだ。IT時報が伝えた。

その他の写真

タオバオとヤフーの相互取引サービスが始まったのは6月1日。タオバオ側のサイト「淘日本」では中国の消費者が日本の商品を直接買うことができるが、送料が商品代を上回るという逆転現象が多発している。例えば、177元(約2300円)の抱き枕の送料は200元(約2600円)という具合だ。

これほど送料が高い理由は、日本国内の物流費や倉庫管理費、輸出通関費用などが含まれるためだが、中国の消費者は納得いかない模様。当初は存続の危機まで危ぶまれた輸入代行業者も今ではライバル視もしていないようだ。「淘日本」側も、「送料は調整中。30〜60%引き下げる予定」と言っているが、具体的なタイムスケジュールは決まっていない。

さらに厄介なのは言葉の壁。消費者からの中国語の問い合わせは、機械翻訳に掛けられてから店舗側に送られる。店舗側からの返事も同様だが、自動翻訳では双方の意思が上手く伝わらない。これも不評を買っている大きな理由の1つだ。「淘日本」は中国国内と違い、代金先払いになっているのだが、20日経っても商品が届かず、問い合わせをしても話しがかみ合わない、といったクレームも多いという。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携