陶磁器の奏でるメロディが市民らを魅了―浙江省杭州市

Record China    2006年12月10日(日) 21時2分

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磁器の都といわれる、江西省景徳鎮からやって来た楽隊が見事に奏でる「磁楽」。彼女らが手にする中国楽器の胡弓や太鼓、笛などは、すべて磁器製だ。心地よいメロディが街に響き渡り、市民だけでなく観光客をも魅了した。

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2006年12月9日、浙江(せっこう)省杭州(こうしゅう)市の呉山広場で、ある変わった演奏会が行われた。演奏しているのは、江西(こうせい)省景徳鎮(けいとくちん)の楽隊。

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彼女らが使っている楽器は、すべて「磁器」でできている。磁器の碗や編鐘(へんしょう)、笛、胡弓(こきゅう)など、それぞれが奏でる素晴らしい音色が混じり合い、珍しい演奏となって街を行き交う多くの人々が足を止めてしまうのだ。市民たちはしばし、磁器の世界の音楽を満喫した。

景徳鎮(けいとくちん)は江西省東北部に位置し、宋の時代(979〜1276年)の真宗皇帝の景徳年間に,宮廷に納める磁器を作らせていた。当時、磁器の底に「景徳」と紀款を入れていたため,その後、この場所は景徳鎮と呼ばれるようになった。

以降、陶磁器は元・明・清代(1279〜1636年)を通して宮廷ご用達の窯・官窯(かんよう)として置かれこととなる。さらに、一般市場向けには陶磁器の民窯が広まり、中国国内だけでなく日本をはじめとするアジア・アフリカ・ヨーロッパまで輸出され、現在も世界中で親しまれている。

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