吉利傘下のボルボ、買収後はじめての人事大調整―中国

Record China    2010年7月1日(木) 10時56分

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28日、米フォード・モーター傘下の自動車ブランド「ボルボ」を買収した中国自動車グループ会社・ジーリーが、ボルボの高級幹部人事に手を入れ始めた。写真はジーリーの李本福取締役会長。

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2010年6月28日、米フォード・モーター傘下の自動車ブランド「ボルボ」を買収したジーリーホールディンググループ(浙江吉利控股集団)が、ボルボの上層部人事に手を入れ始めた。最高経営責任者(CEO)には、フォルクスワーゲンや三菱自動車などで要職を歴任したシュテファン・ヤコビー氏を任命した。29日付で新京報が伝えた。

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記事によると、前CEOのスティーブン・オデール氏はフォード・ヨーロッパの業務責任者となる予定。今回の人事調整は、3月にジーリーが18億ドルでボルボを買収して以来、初めての措置となる。

買収を巡る合意によると、8月にも買収に関するすべての決済が完了するという。現在、ジーリーは大規模な求人活動を行っており、中国人による上層管理職チームを充実させている。また、同社はヤコビーCEOのほか、元米フォード本社広報兼フォード中国副総裁の許国●(●は木へんに貞、シュー・グゥオジェン)氏をヘッドハンティングし、ブランド宣伝・広告部門の責任者に登用した。しかし、買収以前から中国市場で活動していたボルボ中国に関しては、人事の動きは見られないという。

ボルボ・ブランドの中国における生産拠点の選定も、人事と同様にジーリーにとって急務となっている。現在複数の地方政府と交渉を進めているが、まだ確定していないとみられる。(翻訳・編集/津野尾)

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