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28日、IBMが年内に大連ソフトウエア産業パークから全面撤退するとの情報が流れている。写真は「第8回中国国際ソフトウエア情報サービス交易会」会場。
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2010年6月28日、IBMが年内に大連ソフトウエア産業パークから全面撤退するとの情報が流れている。パークは市政府が鳴り物入りつくった老舗工業団地で、関係者からは、官主導の時代が終わりを告げたとの見方も出ている。同社は大連市の別の産業パークに移転するとみられる。地元紙が伝えた。
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IBMの関係者は「まもなく入居する大連ハイテクパークの新工場2棟がまだ建設中で、引越しが始まるのは下半期から」と話している。
IBMと同パークは2009年、クラウドコンピューティングセンターの設立で合意したばかり。IBMは一方で、大連中科天健信息技術有限公司とクラウドコンピューティング展示室を大連ハイテクパークに開設した。
1997年発足の大連ソフトウエア産業パークは、かつて海外ソフトウエアアウトソーシング業の代表的な進出先だった。パークのベテラン職員は「今年上半期から多くの大企業が撤退を始めた」と話している。IBMのほか、国内アウトソーシング業大手で同パーク進出第1号の東軟も、自社工場を設立し、一昨年撤退した。
大連には政府主導のソフトウエアパークが乱立し、それぞれ優遇政策を掲げて、企業誘致を競っている。政府関係者も「大連ソフトウエアパークは、他のパークと競争の関係にある」と認めている。
このほど大連市でこのほど開かれたソフトウエア産業の見本市「第8回中国国際ソフトウエア情報サービス交易会」は、出展企業が少ないのに同市のソフトウエアパーク6カ所も参加し人目を引いた。(翻訳・編集/東亜通信)
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