「金日成軍が38度線を越えて進攻」=朝鮮戦争60年、変化する中国の態度―韓国紙

Record China    2010年6月28日(月) 13時40分

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25日、韓国紙・朝鮮日報は記事「朝鮮戦争開戦60周年、中国の態度に微妙な変化」を掲載した。環球時報など中国の官制メディアが北朝鮮が先に攻撃したことを認める記述を掲載したという。写真は重慶市で発見された朝鮮戦争義援金の受付証書。

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2010年6月25日、韓国紙・朝鮮日報は記事「朝鮮戦争開戦60周年、中国の態度に微妙な変化」を掲載した。

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朝鮮戦争開戦60終戦を迎えた今年、中国の民間学術界及び官制メディアは朝鮮戦争勃発の原因について、態度を微妙に変化させている。中国の環球網は今月中旬、朝鮮戦争に関するコラムをウェブサイトに掲載した。同コラムには「金日成の計画に従い北朝鮮軍は38度線を越え、韓国への進攻を始めた」とある。環球時報英語版は、旧ソ連機密文書研究に従事する沈志華(シェン・ジーホア)教授による「朝鮮戦争は、朝鮮半島での親ソ政権樹立を望むスターリンと統一を狙う金日成によって引き起こされたもの」とのコメントを掲載した。24日付国際先駆導報も北朝鮮が先に進攻したと記述している。

ただし、こうした官制メディアの報道が中国政府の態度変更を示すものかどうかは定かではない。25日、国際先駆導報記事の発信元である新華社と転載していたポータルサイトは、この記事を削除している。中国政府の立場と衝突したためと見られている。

1992年、中国と韓国は国交を結んだ。以前の中国の教科書には「韓国が北に侵攻した」と書かれていたが、国交成立後には「1950年6月に勃発」という中立的な記述へと変更された。(翻訳・編集/KT)

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