インド製造業の競争力、中国との差が急速に縮小=5年内に追いつく可能性も―中国メディア

Record China    2010年6月27日(日) 10時16分

拡大

24日、インド製造業の競争力が中国との差を急速に縮めており、5年以内に中国に追いつく可能性があるとの報告書が発表された。写真は03年10月、北京で初めて開催されたインド製造展覧会。

(1 / 4 枚)

2010年6月24日、国際会計事務所デロイト トウシュ トーマツ(DTT)と米国競争力評議会(COC)が連名で発表した調査報告書によると、インド製造業の競争力が中国との差を急速に縮めており、5年以内に中国に追いつく可能性がある。今後、国際市場で中国製品とインド製品の競争が激しくなると予測されている。中国経済網が伝えた。

その他の写真

報告書では、世界各国の製造業の競争力指数をランキングしており、首位は中国(10ポイント)、2位はインド(8.15)で、両国の差はすでに大きなものではなくなっている。今後5年間でインド製造業の競争力指数は9.01にまで上昇する一方、中国製造業は給与水準の上昇によりやや下降すると予測しており、両国製造業の競争力はほぼ同水準になるとみられる。

また、インド製造業の競争力が急速に上昇している原因は低給与と労働力の若年齢化にあると報告書は指摘し、中国と比べてインドの労働力コストは低く、人口構成比でもインドは有利で、中国のように高齢化社会問題が起きていないことが挙げられている。

なお、同ランキングの上位10位は中国、インド、韓国、米国、ブラジル、日本、メキシコ、ドイツ、シンガポール、ポーランド。タイの製造業の発展も著しく、5年以内にトップ10入りすると予測されている。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携