69%が「お金は成功の証」、中国人はなぜここまで拝金主義なのか?―中国メディア

Record China    2010年6月25日(金) 22時20分

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22日、中国の大手ポータルサイト「騰訊網」は中国人の69%が「お金は成功の証」と考えている現状について、中国は古くから「金=権力=地位」だったことが原因の1つだと論じた。写真(右)は中国で「拝金女」の代表格と言われているタレントの馬諾(マー・ヌオ)。

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2010年6月22日、中国の大手ポータルサイト「騰訊網」は中国人の69%が「お金は成功の証」と考えている現状について、中国は古くから「金=権力=地位」だったことが原因の1つだと論じた。以下はその概略。

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ロイターと調査会社Ipsosが2月に発表した意識調査によると、調査対象となった世界23か国、計2万4000人のうち、「お金は成功の証」と考える割合は中国が69%で最も多かった。一方、かつて義憤に満ちた中国人から金満国家と蔑まれた米国はわずか33%だった。これを受けて人民日報系のニュースサイト「環球網」が実施したオンライン調査でも、60%が「自分は拝金主義だ」と認め、95%が「中国人の拝金ぶりは深刻」と答えた。

中国人はなぜここまで拝金主義なのだろうか?それは古くから「金=権力=地位」という構図が成り立っていたことと関係が深い。要するにお金があれば、全てを手に入れることが出来た。例えば裁判があっても、お金がある方が必ず勝つ。そこに正義など存在しないのだ。最近の中国では「拝金女」(拝金主義の女性)に対する風当たりが強いが、彼女たちは「人としての尊厳」が守られた生活を送りたいと願っているだけなのかも知れない。

自由な社会には拝金主義など必要ない。世界で最も自由な国の1つである米国にも「拝金女」がいないわけではないが、中国ほど激しくはない。少なくともテレビのお見合い番組で、「持ち家」や「札束」ばかり気にするような発言はしないだろう。自由な社会は多元的で人々は思い思いの方法で幸せを追い求めることができる。価値観が多様なため、必ずしもお金に走る必要はないのだ。

中国当局はテレビ番組で平然と「拝金主義」を主張するタレントの締め出しを始めた。だが、臭いものにフタをすれば、中国社会から「拝金主義」が一掃されるのだろうか。(翻訳・編集/NN)

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