<W杯>賞金などで外貨1000万ドル獲得、労働者4.3万人の給与3か月分に相当―北朝鮮

Record China    2010年6月22日(火) 11時14分

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21日、韓国紙は、サッカーW杯南アフリカ大会に出場している北朝鮮代表チームが同国の外貨獲得に貢献していると報じた。写真は北京で放送されたブラジル対北朝鮮戦。

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2010年6月21日、韓国紙・朝鮮日報は、サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場している北朝鮮代表チームが、同国の外貨獲得に貢献していると報じた。同チームがこれまでに獲得した賞金などの合計金額は少なくとも1000万ドルに上り、この金額は韓国と共同開発している「開城工業パーク」で働く労働者約4万3000人の3か月分の給与に相当するという。中国網が伝えた。

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記事によると、国際サッカー連盟(FIFA)はW杯に出場する32チームすべてに準備費用として各100万ドルを支給する。これに加え、予選1次リーグの第1〜3戦を戦い終えた段階で、決勝トーナメントへの進出ができなくても800万ドルの賞金を支給する。

また、今年からW杯に参加した各選手の所属クラブに対し、W杯開幕の2週間前から最終戦が行われる1日後までの期間、選手1人ごとに1日1600ドルの補てん金がFIFAから支払われることになった。

北朝鮮チームは25日のコートジボワール戦が1次リーグの最終戦のため、最低でも26日までが補てんの対象期間となる。北朝鮮チームには、海外クラブに所属する選手3人以外に、北朝鮮国内6クラブに所属する選手20人がいるため、国内クラブ所属選手だけで合計96万ドルの補てん金を獲得することになる。北朝鮮チームの選手はほとんどが軍人で、国内クラブも実質的に国家チームのため、これまでに獲得が確定している賞金など合計996万ドルは、北朝鮮政府の外貨獲得と同等の意味を持つ。

北朝鮮チームが1次リーグを勝ち上がってベスト16入りすると900万ドル、ベスト4入りで1400万ドル、準決勝進出で1800万ドル、優勝すれば3000万ドルの賞金獲得につながったという。

また、北朝鮮チームはW杯への出場をきっかけに、イタリアのアパレルメーカーLEGEAと総額490万ドルに上るスポンサー契約を結び、今後4年間にわたってチームのユニホームなどの提供を受けることになっている。(翻訳・編集/HA)

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