パリで中華系住民が参加者1万人の大規模デモ!シラク前大統領の養女も声援―中国紙

Record China    2010年6月21日(月) 11時56分

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20日、フランスのパリ市で、中国系の住民らが治安の改善を求めてデモを行った。30以上の中国系組織、社会人や留学生など1万人近い参加者があったとみられる。写真は06年3月、ベニヤ板を貼って休業中の襲われた中華レストラン。

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2010年6月20日、フランスのパリ市で、中国系の住民らが治安の改善を求めて「暴力反対、安全を与えよ」との標語を掲げたデモを行った。30以上の中国系組織がこれに加わり、社会人や留学生など1万人近い参加者があったとみられる。広州日報が伝えた。

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記事によると、これはかつてフランスで起こった社会問題に起因する中国系住民による最大のデモだという。デモ隊は現地時刻20日午後3時にパリ市のベルヴィル地区を出発。多くの仏メディアがこれを大きく報じたほか、現地政府もデモへの支持を表明したという。

デモの引き金は6月1日深夜にさかのぼる。ベルヴィル地区のあるチャイニーズレストランを暴徒が取り囲み、結婚披露宴を終えて帰途につこうとした華僑に次々と襲いかかり強奪、それに耐えかねた1人の華僑が所持していた銃を発砲し、襲撃者1人に怪我を負わせた。

目撃者によると、披露宴が終わってそれに参加した人々がレストランを離れようとした際、襲いかかる暴徒を前にして多くの人々がレストランの外に出ることができなかったという。その時、中にいた1人が外に飛び出して銃を抜き、上方に向かって数発威嚇射撃した後、続けて2発を暴徒の1人の太腿と臀部に打ち込んだ。打たれた暴徒はすぐに逃走。発砲した華僑は駆けつけた警察官に連行されたが、まだ身柄の拘束が続いているという。

シラク前大統領のベトナム系の養女、パリ市20区の区長なども現地に駆けつけ、デモ隊に声援を送ったという。(翻訳・編集/津野尾)

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