2010年6月15日、中国の09年の海賊版DVDの市場規模が400億元（約5350億円）に上ったことが分かった。16日付で重慶晩報が伝えた。

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上海市で開催中の上海国際映画祭で開かれた「映画の新しい配給ルート」をテーマにしたフォーラムで明らかになった。一方、09年の興行収入は約60億元（約800億円）。今年は100億元（約1330億円）を超える見込みだが、海賊版DVDの市場規模は400億元というから驚異的だ。

フォーラムに参加した中国最大の動画ポータル「激動網(JOY．CN)」の張鶴（ジャン・ホー）総裁は「米国では映画の総収入の20％を興行収入、80％をDVDなど関連製品が占めている。だが、中国では海賊版の流通により、制作側がこの部分の収入を得られなくなっている」と指摘した。（翻訳・編集/NN）