<W杯><レコチャ広場>日本、韓国、北朝鮮の健闘=名将ボラが語る「アジアの誇り」

Record China    2010年6月17日(木) 19時47分

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16日、中国代表を2002年日韓W杯に導いた経歴を持つ名監督ボラ・ミルティノビッチは、中国語ブログで「アジアを誇りに思う、北朝鮮のグループリーグ突破はやはり困難」と題した記事を発表した。写真は08年8月、北京五輪決勝を観戦するボラ氏。

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2010年6月16日、中国を2002年日韓W杯に導いた経歴を持つ名監督ボラ・ミルティノビッチは、中国語ブログで「アジアを誇りに思う、北朝鮮のグループリーグ突破はやはり困難」と題した記事を発表した。以下はその抄訳。

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15日、ヨハネスブルクには寒波が襲来、気温は零下を記録した。風も強く、夜には肌に刺さるよう。それでもこの日の試合には行かざるを得なかった。W杯を5度制したブラジルと44年ぶりにW杯に出場した北朝鮮の一戦は素晴らしい試合になるだろう。寒風の中でも私の心は次第に温まっていき、北朝鮮にエールを送った。

王者ブラジルに対する北朝鮮の戦術は的を射たものだった。密集してディフェンスし、カウンターを狙う。これは唯一の選択肢だろう。引き分けでも素晴らしい結果だ。しかしさすがブラジル、先制ゴールを挙げたマイコンのシュートは天才にしか放てないもの。それでも北朝鮮の紀律の厳格さ、意志の強さには喜びを覚えた。0対2とリードされている状況で、相手の気のゆるみをつき、ゴールを挙げた。北朝鮮は敗北こそ喫したものの、栄誉を手にしたのだ。

ここまでの試合を見るに、韓国、日本、北朝鮮の東アジア3国は素晴らしい戦いを見せている。私はアジアサッカーを誇りに思う。W杯前、多くの人がアジアのレベルは世界とはほど遠いと考えていた。しかしその距離は思うほどには離れていない。みなが努力すれば、アジアサッカーはよりよく改善されるだろう。

北朝鮮が所属するG組は、ブラジル以外にもポルトガルとコートジボワールという強国がいる。グループリーグ突破はきわめて困難だが、勝ち点1、あるいはあと何ゴールか決めるだけで十分な結果だと言える。ブラジルのグループリーグ突破は間違いない。北朝鮮との第一戦でブラジルはゆっくりと状態を上げていた。ドゥンガ監督も今、ピークにはなってほしくないと考えているだろう。2対1という結果はブラジルにとっては、いい警告になった。(苦戦したとはいえ)ブラジルはやはり優勝候補の筆頭だ。(翻訳・編集/KT)

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