動物園のトラに噛まれ父即死、生還の息子「禁止区域のゲートは開いていた」―陝西省西安市

Record China    2010年6月15日(火) 11時38分

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13日、中国・陝西省西安市秦嶺野生動物園で、入場客の親子がトラに襲われ、父親が死亡した。親子はトラを飼育している禁止区域に侵入し、放し飼いになっているトラに噛まれた。写真は秦嶺野生動物園のトラ(06年撮影)。

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2010年6月13日、中国・陝西省西安市秦嶺野生動物園で、入場客の親子がトラに襲われ、父親が死亡した。親子はトラを飼育している禁止区域に侵入し、放し飼いになっているトラに噛(か)まれた。現代快報の報道。

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トラの飼育区域は車道区と歩道区に分かれており、職員や飼育員も放し飼いエリアには決して足を踏み入れないという。飼育区の入口には、「猛獣注意、柵乗り越え厳禁」との看板が出ている。同園職員の話によると、その危険区域に足を踏み入れた親子が、どうやって侵入したのかは不明だという。のどや頭を噛まれた父親は出血多量で即死、残った17歳の息子は2〜3頭のトラに囲まれ、茫然自失の状態となっていた。警報を聞いて5人の職員が麻酔銃を持って駆けつけ、息子の方は無事に救出された。同園で飼育しているトラは約50頭。この日はオス5頭が放し飼いになっていた。

現在、現地当局の調べに応じている息子によると、2人はトラの飼育エリア入り口にある自動開閉のゲートから歩いてエリア内に入った。内部にはさらにゲートがあり、それが開いていたためにさらに中に入ると、突然トラに襲われた。その時点で初めて、そこが禁止区域であることを認識したという。同園入場券の裏には「猛獣エリア・草原エリアでは指定の乗り物に乗車すること」と印刷されているが、その表記に気がつかなかったと供述。現地当局は、園側に管理不行き届きがあった可能性も考慮して、責任者を拘束した。(翻訳・編集/愛玉)

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