ホンダとフォックスコンが火をつけた「ストライキ・ブーム」―中国

Record China    2010年6月10日(木) 17時36分

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9日、ホンダは自動車のキーなどの部品を生産している広東省の工場でストライキが発生したことを発表した。中国でのホンダ部品工場のストライキは先月以来、3件目となった。写真は5月26日、広東省仏山市のホンダ部品工場でのストライキ。

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2010年6月9日、ホンダは自動車のキーなどの部品を生産している広東省の工場でストライキが発生したことを発表した。中国でのホンダ部品工場のストライキは先月以来、3件目となった。

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5月の広東省仏山市の変速機工場に続き、6月7日には同じく仏山市の排気管工場でストが発生。9日に賃上げで合意しストは終結した。そして同9日、今度は中山市の工場でストが起きた。ホンダ系列工場のストライキは、工場労働者の待遇問題に改めて光をあて、中国の「ストライキ・ブーム」の発端となった。

今や「ストライキ・ブーム」はホンダのみならず、多くの企業に飛び火している。6日は広東省の台湾系携帯電話部品メーカーで、7日には江蘇省の台湾系機械メーカーで、9日には陝西省西安市の日系ミシン工場および江西省の台湾系スポーツ用品メーカーでストライキが発生した。

ホンダ、そして連続飛び降り自殺問題が起きたフォックスコンの労働者は、大幅な賃上げを勝ち取った。9日付ロイター中国語版は「フォックスコンが火をつけた中国本土の給与調整というバタフライ効果」を掲載。こうした動きがさらに広がると分析している。(翻訳・編集/KT)

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