不正や襲撃事件を防止、厳戒態勢の大学入試―中国

Record China    2010年6月8日(火) 14時49分

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7日、中国で全国統一の大学入学試験が開始されたが、不正や襲撃事件の防止のため、厳戒態勢が敷かれている。写真は河南省鄭州市の試験会場を警備する特殊警官。

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2010年6月7日、中国で全国統一の大学入学試験が開始されたが、毎年問題になるカンニングなどの不正やこのところ頻発している学校襲撃事件の防止のため、厳戒態勢が敷かれている。AFP通信の報道を環球網が伝えた。

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首都・北京市では試験が滞りなく実施されることを目的に、試験会場周辺から市内の至る所で警察官や警備員、ボランティアによる巡回が行われるが、受験生のストレスとなることが予想されるため、目立たないように工夫されている。

一部の学校では金属探知機を導入している。このところ学校を襲撃する事件が多発しているためだ。ハイテク化が進むカンニングへの対策もぬかりがない。無線電波による試験会場外からの解答を聞くイヤホンも小型化しており発見が難しくなっているが、今年も数日で機器販売業者など64人が逮捕され、カンニングのための各種機器が1000台以上押収されている。携帯電話などの持ち込みを防ぐためのチェックも厳しく行われている。

中国では近年、大学を受験する学生が急増しており、これまで以上に競争が激しくなっている。トップクラスの大学に合格できるかどうかで、エリート街道への狭き門が開けるか、それともごくごく平凡な労働者で終わるかが決まってしまうと考え、不正に走る学生も少なくないようだ。(翻訳・編集/岡田)

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