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<レコチャ広場>気ぜわしい日本のメディア、マスコミ責任論で神妙な番組も―小鳩辞任騒ぎ

配信日時:2010年6月8日(火) 20時17分
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2010年6月、小鳩辞任騒ぎもアッと言う間に過去のこととなり、菅新政権の行方に話題がすっかり移ってしまった。日本のメディアは相変わらず気ぜわしい。

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温家宝首相の訪日直後に鳩山由紀夫首相が辞任表明したことで驚かされた中国も、中華系である蓮舫議員の閣僚就任報道で気を良くしたためか「過去の人」には頓着していないようだ。新政権でも日本の対中姿勢は変わらないとの分析も早々と流れている。

しかし今は自民党政権から数えて4人の総理大臣が短期間の間に目まぐるしく辞任した滅多にない異常事態だ。日本では週末のテレビの報道番組のうち、TBS「サンデーモーニング」のあるコーナーが「(鳩山辞任は)マスコミのせいじゃないですか。批判も大事なんだけれど、批判だけじゃだめで、積極的な批評をマスコミがもっと寄せなくては」というコラムニスト・天野祐吉氏のコメントを軸に展開され、多くのコメンテーターが以下の通り珍しく神妙に発言していた。

「政治の世界って言うのは清く正しくじゃないと思う」「百点満点はあり得ないのに、悪いところを見つけて引きずり下ろすというのをやってきた」「リーダーになった人にわれわれが『尊敬』を与えて彼らは『誇り』を持つのが望ましいが、それが崩れてしまっている」(評論家・大宅映子氏)

「メディアが批判して国民が影響を受けてしまう」「もうちょっと国民が辛抱強く任せてみることも大事だ」(大学教授・目加田説子氏)

「いいとか、ダメというのは簡単だが、大事なのはどうしたら良くなるかという提言。それが必要かなと思う」(スポーツジャーナリスト・中西哲生氏)

しかし、最後の方で発言した国際政治学者と毎日新聞の特別編集委員氏はメディアの責任論にはあまり触れず、それぞれ以下のようにどこか見当違いなオレ様コメントに終止。

「(鳩山首相が)ドロドロした厳しい現実を見ないでいるという、そこが落とし穴だった」
「難しいテーマ、本当に深刻な問題。豊かさと平和ぼけと良く言われる」「国民の水準以上の政治家はいない」

お二方とも相当な年配であり、新しい時代におけるメディアの自己批判や評論家自身の反省を求めるのはやはり無理があったのか。政治が若返ろうともがく時にも評論家は変わらないものかも知れない。

大手メディアが選挙のような大きなチェックも受けず同じ行動パターンを繰り返すうちは、菅新政権でも同じことの繰り返しかしら、とふと思った。折しも各報道機関の経営は昨今大変厳しいが、そんな中で、国民のレベル以下に成り下がらないよう日本の大手メディアに期待したい。(文章/三木)

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