<世界卓球>母国・中国に勝利した馮天薇選手「シンガポール人として誇り感じる」―シンガポール華字紙

Record China    2010年6月5日(土) 16時31分

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2日、世界卓球選手権モスクワ大会で、シンガポール女子団体を優勝に導いた馮天薇選手が「シンガポール人としてプライドを感じている」と話したと、シンガポール紙が報じた。写真は馮天薇選手(09年7月撮影)。

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2010年6月2日、中国新聞網によると、先日行われた世界卓球選手権モスクワ大会で、シンガポール女子団体を優勝に導いた立役者・馮天薇(フォン・ティエンウェイ)選手が「シンガポール人としてプライドを感じている」と話したと、シンガポール華字紙・聯合早報が報じた。馮選手は中国出身で、3年前にシンガポールへ渡っている。

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馮選手は86年、中国黒龍江省ハルビン市生まれ。元・中国ジュニアチャンピオンで現在、世界ランク2位。日本の実業団チームでプレーしていた経験もある。16歳で中国代表チームの2軍入りを果たすが、05年に病気のために国家代表落ち。その後、シンガポールチームの監督に見いだされ、同地へ渡り帰化した。

今回の世界卓球女子団体戦対中国戦で、馮選手は世界ランク4位の丁寧(ディン・ニン)選手と同1位の劉詩●(リウ・シーウェン、●は雨かんむりに文)を立て続けに破り、シンガポールを優勝に導いた。「シンガポール人としてプライドを感じている」との言葉には、新たな挑戦の場を与えてくれたシンガポールへの感謝の気持ちがにじみ出ている。今回の勝利について、中国のネット上では「中国2軍が1軍に勝利」と評している。

シンガポール女子団体は08年の北京五輪で銀メダルを獲得。今回の世界卓球では中国チームの9連覇を阻んで金メダルを奪い取った。12年のロンドン五輪でもその活躍が期待されている。(翻訳・編集/岡田)

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