2010年6月3日、日本華字紙・日本新華僑報ウェブサイトはこのほど、大阪産業大の重里俊行事務局長が同大に開設されている中国語・中国文化教育機関「孔子学院」について、「文化スパイ機関」と発言していたと報じた。

【その他の写真】

4月、教職員組合と大学側の団体交渉で、重里事務局長は「孔子学院は文化スパイ機関」と発言した。大阪産業大では上海外国語大学の協力を得て孔子学院を設立したが、学内からの反発は強かったという。

問題の発言が広がり、中国人留学生らは撤回や謝罪を要求した。大学側は上海外国語大学の副学長が来日した際に謝罪した。また6月1日、重里事務局長に辞職を勧告。受け入れない場合には解雇に踏み切るという。また校内の掲示板には謝罪文も掲載された。（翻訳・編集/KT）