2010年5月、日本・宮崎県での口蹄疫の拡大を受け、福建省や黒竜江省など一部の省では偶蹄類動物及び関連製品の日本からの荷物輸送・輸入を禁止した。中国で人気の粉ミルクの輸入も禁止される。5月29日、福州新聞網が伝えた。

【その他の写真】

4月30日、中国国家品質監督検査検疫総局と中国農業部は日本からの偶蹄類動物及び関連製品の輸入、旅行客による持ち込みを禁止する広告を発表した。これを受け、福建省、黒竜江省では具体的な輸入及び輸送の禁止措置が取られている。

華僑の里として知られる福建省。日本に滞在する華僑も多く、安全性が高いとして中国で人気の粉ミルクは日本から大量に送られていた。今回の禁止措置で粉ミルクの輸入、輸送も禁止されることになり、大きな影響を与えそうだ。

黒竜江省では20日から日本からの衣類、粉ミルクなどの郵送物の検査を強化した。粉ミルクなど偶蹄類動物の関連製品は返送、または廃棄されることが決まっている。（翻訳・編集/KT）