iPadがPC市場を変える=ネットブックのシェア低下を予想―米企業報告

Record China    2010年5月29日(土) 22時37分

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26日、ITコンサルティング企業・ガートナーは、2010年のパーソナルコンピュータ(PC)出荷予測を発表した。前年比22%増の3億7660万台に達する見通しだ。写真は重慶市のヒューレット・パッカード専売店。

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2010年5月26日、ITコンサルティング企業・ガートナーは、10年のパーソナルコンピュータ(PC)出荷予測を発表した。前年比22%増の3億7660万台に達する見通しだ。網易が伝えた。

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同社は、10年のPC市場は前年比12%増の2454億ドル(約3兆2700億円)と予想。特に家庭用PCの伸びが目覚ましく、29.5%もの高成長が見込まれる。業務用市場は13.1%の見込み。

ガートナーの首席アナリストであるランジット・アトウォル氏は「世界経済が低迷している時期でも、成熟した市場を持つ国家ではPCは家庭のデジタル製品支出の主要な選択肢だった」と指摘。世界経済が回復に向かう現在、高成長が期待されるという。家庭用と比べて伸びが鈍い業務用PCも、ウインドウズ7の発売に伴い交換需要が促進されるとし、大企業は今年後半から、中小企業は11年からハードウェアの交換が始まると予想している。

また、報告はネットブックの高成長にかげりが見られると指摘した。10年、ネットブックのシェアはPC全体の18.6%だが、14年には13.9%にまで減少するという。その背景にあるのが超低電圧版CPUを搭載したノートPCやiPadなど新製品の登場。これらの新製品は今後、機能上昇・価格下落が予想され、ネットブックとの競合が予想される。(翻訳・編集/KT)

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